歯がしみる「SOS!」知覚過敏って虫歯じゃない?原因や治療法について

【この記事の執筆者】
五反田歯科
院長

五反田歯科 院長の田島です。
五反田歯科は2020年8月にリニューアルオープンした歯科医院です。不安なことや心配なこと、疑問に思うことを遠慮なくお話して頂けるような「通いやすい」歯医者さんであることを一番に考えています。

知覚過敏とは

虫歯や歯の神経の感染はないのにも関わらず、冷たい飲み物や甘い物、歯ブラシの毛先が触れた時などにしみたり痛みを感じたことありませんか。みなさんもご存じの通り、この症状を知覚過敏と言います。痛みは約1分以内になくなるのが特徴の一つです。

知覚過敏の原因は神経への刺激

少し専門的な内容になりますが、歯の表層はエナメル質というとても固い組織でできていて、その内部に象牙質という組織があり歯の神経はこの象牙質の中にあります。歯の神経はこの象牙質とエナメル質の2層構造で守られています。つまり内部にある象牙質に刺激が伝わると神経に近い分、神経にも刺激が伝わりやすい為、知覚過敏が起きてしまいます。

では健康な歯は表層にエナメル質があるのに、どうして内部の象牙質に刺激が伝わってしまうのでしょうか?実は象牙質が露出する原因はいくつもあります。

知覚過敏の原因は象牙質への刺激

象牙質が露出してしまうパターン

  • 歯ぎしりやくいしばりにより歯がすり減ってしまう。
  • 過剰な圧で歯磨きすることによる歯の摩耗や歯肉の退縮
  • 歯の破折
  • 歯が溶けやすい食習慣
  • 加齢や歯周病による歯肉の退縮

などが挙げられます。
以上の理由がほとんどなので、年齢を重ねると知覚過敏になる可能性は高くなってきてしまいます。強い力で歯を磨くことが続くと歯ブラシでも歯がすり減ってしまうのは意外だったのではないでしょうか。

虫歯と知覚過敏の判別は難しい

もう少し象牙質について詳しくお話しすると、顕微鏡レベルで見ると象牙質には神経につながる無数の穴があります。硬いスポンジのようなイメージでしょうか。冷たいお水などがしみるのはお水がこの穴をつたって神経に刺激を与えてしまうと考えてください。虫歯でも似たような症状が起きることがあるので、ご本人からすると虫歯と知覚過敏の判別は難しいかもしれませんね。

虫歯は虫歯菌がエナメル質や象牙質を溶かして神経に細菌感染を起こして症状が出るのに対して、知覚過敏は細菌感染はなく、刺激が神経に伝わるということです。

歯肉が退縮して(歯肉が下がるもしくは上がって)しまって象牙質が露出してしまっても一理想は歯肉が元の位置に戻ることなのですが、そうでない場合は治療が必要になります。

知覚過敏が軽度の場合は歯磨き粉で治る場合も

軽度の知覚過敏の場合は、唾液や歯磨き粉の成分が歯の石灰化を促進して治るか、もしくは上述した象牙質の穴をふさぐことです。知覚過敏用の歯磨き粉に含まれるシュウ酸カリウムという成分が象牙質の穴をつたって歯の神経の興奮を抑え、症状が改善することもあります。それでも治らない場合は歯医者さんで知覚過敏用の塗り薬(コーティング剤)を塗って象牙質の穴をふさいだり、詰め物をしてふさぎます。

その後歯ブラシの適切な力加減をお教えします。(その後も歯ブラシで強く磨くのが続いてしまうとさらに歯肉が退縮したり歯が摩耗してしまうので)

重度の知覚過敏の場合は歯の神経を取る必要も

ただし知覚過敏がいくら虫歯ではないと言っても、重度の知覚過敏は馬鹿にできません。

ストレスからくる歯ぎしりやくいしばりが激しい方や、かなりの量の歯がすり減ってしまっている場合には歯の神経を取らないといけない場合もあります。(もちろん歯の神経を取る治療は最終手段にしたいのですが)

なので知覚過敏を普段の生活で感じられる方は軽度のうちに、初期症状のうちに歯医者さんで診てもらうことをお勧めします。上述したように、ご本人では虫歯と知覚過敏の判別が難しいのと、歯ぎしり食いしばりが原因の知覚過敏は寝てるときに装着するマウスピースをするだけで症状が改善することも多いです。

ただ必ずしも象牙質が露出すると症状が出るわけではありません。歯肉が退縮していても、歯がすり減ってしまっていたとしても症状がないこともあります。知覚過敏になるとその部位をしっかり歯磨きできなくなることが多いため、プラークが溜まってしまいます。そのプラークの中にある細菌が出す酸によって歯は溶けてしまい、より知覚過敏が進行してしまうという悪循環になってしまいます。

ホワイトニングによる知覚過敏

例外的な知覚過敏として、ホワイトニングによる知覚過敏があります。そもそもホワイトニングというのは薬剤(ホワイトニングジェル)を歯の表面に浸透させて、歯の内部で化学反応を起こすことで歯の色が白く変化します。その化学反応が起きる過程で内部の神経に刺激が伝わり、知覚過敏が起きてしまいます。

ホワイトニングによる知覚過敏もかなり個人差があるので、1回のホワイトニングで歯がしみてしまう方もいらっしゃれば、何回もホワイトニングしても知覚過敏にならない方もいらっしゃいます。ホワイトニング希望される患者様には当然 知覚過敏のリスクはお伝えするのですが、もし知覚過敏になってしまった場合は薬剤の濃度を下げるか、ホワイトニングを中断するしかありません。

やっぱり定期的なメンテナンスが重要

知覚過敏の原因・対策・治療法についてお話してきましたが、虫歯予防や歯周病予防が知覚過敏を未然に防ぐことにもつながってきます。適切な歯ブラシの仕方や力加減、歯肉の状態、歯ぎしりの習慣の有無、嗜好品などなど、いづれも定期的なメンテナンスで検査したり、お話しすることができます。痛みやしみることがあっても一時的なものだと歯医者さんに行かなくてもいいかなと思ってしまう方も多いと思います。ですが多くの場合、当然のことながら次に症状が出るときには悪化してしまっています。少しの症状でもその段階で歯医者さんに診てもらうことをお勧めします。

五反田歯科ってどんな歯医者?

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五反田歯科のプロフィール

名 称五反田歯科
所在地141-0031 東京都品川区西五反田 7-24-1-1F
電話番号03-5435-5648
設 立2019年9月1日
診療内容一般歯科・予防・審美・矯正・インプラント・ホワイトニング
スタッフ7名
駐車場1台
お支払い方法現金
※保険適用外の治療のみ以下のお支払い方法が利用可能です。 

院長はこんな人!

五反田歯科 院長田島 功貴(Koki Tajima)

臨床研修指導医

インビザライン認定医

  • 2006年 日本大学歯学部卒業
  • 2007年 日本大学歯学部附属歯科病院勤務
  • 2008年 医療法人社団五反田歯科勤務
  • 2019年 五反田歯科開業
院長

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