歯ブラシと同じくらい大事!歯医者が教える正しいデンタルフロスの使い方と注意点

毎日歯ブラシで歯は磨いてらっしゃると思いますが、デンタルフロスや歯間ブラシを同じように毎日使ってらっしゃいますでしょうか?

歯ブラシ以外の清掃道具を毎日使ってらっしゃる方は人数がぐっと減ってしまうかと思われます。実は歯ブラシだけの清掃では不十分で、どんなに上手に歯磨きをしても歯と歯の間(歯間部)にあるプラーク(歯垢)は歯ブラシだけでは60%しか除去できていないんです。プラーク(歯垢)や磨き残しが残っていると、当然虫歯や歯周病の原因となります。デンタルフロスや歯間ブラシを使って、歯ブラシでは届かない歯と歯の間に入り込んだプラークを綺麗に取り除きましょう。デンタルフロスを使うことで歯と歯の間のプラークは80%除去することができ、さらに歯間ブラシを併用することで90%近くまで除去できます。

とは言え、「使い方が分からない」「選び方が分からない」という方は多いと思いますので、使い方と選び方のポイントをお話ししたいと思います。

一般的に歯間部の隙間が小さい場合にはデンタルフロスを、隙間が大きい場合には歯間ブラシが有効で、歯の隙間に合わせて使い分けることが大切です。今日は特に、デンタルフロスの使い方や種類についてお話しさせて頂きます。

この記事の執筆者

五反田歯科 院長の田島です。
五反田歯科は2020年8月にリニューアルオープンした歯科医院です。不安なことや心配なこと、疑問に思うことを遠慮なくお話して頂けるような「通いやすい」歯医者さんであることを一番に考えています。

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デンタルフロスとは

デンタルフロスとは繊維でできていて、それを歯間部に入れてプラークを巻き取るように取り除く細い糸のことです。後述しますが、糸だけのタイプとホルダーに糸が付いているタイプがあります。

どちらのタイプも、まず歯に沿わせてのこぎりのように前後に動かしながら歯と歯の間に入れていきます。歯と歯が接触している点を過ぎてフロスがストンと落ちたら手前の歯の歯肉の中に糸が隠れるくらい入れて接触点まで歯に沿わせて掻き出すようにします。

その後、奥の歯の歯肉の中に糸が隠れるくらい入れて同様に接触点まで歯に沿わせて掻き出すようにして、最後にのこぎりのように前後に動かしながら糸を取り出します。

デンタルフロスの種類

コンビニや薬局にたくさん陳列してあるので、数多くの種類があるように思われるかもしれませんが、デンタルフロスは「ホルダータイプ」と「ロールタイプ」の2種類だけです。この2つの違いを知っておけば、ご自分に合ったフロスを簡単に選べます。

ホルダータイプ

ホルダー(持ち手)にフロスが付いているため、比較的初心者やお子さんでも簡単に使えるタイプのフロスと言えます。さらにホルダータイプには「F字型」と「Y字型」があります。F字型は前歯に使いやすくY字型は前歯にも奥歯にも使いやすいのが特徴です。ホルダーが付いていないロールタイプのフロスだと、奥歯の清掃には指をお口の奥まで入れる必要がありますが、ホルダータイプだとその必要がありません。

ロールタイプ

フロスのみでホルダーがないため、必要な長さ(約40cm)に切って使用します。フロスの両端を両手の指に巻き付ける分の長さも確保して切らないといけません。

ホルダータイプと比較して初心者のうちは扱いが難しいかもしれませんが、慣れるとそんなに不便に感じませんし、ホルダーがない分、コスパはいいメリットがあります。

デンタルフロスを素材で選ぶ

フロスの素材は、ワックス加工されているものとそうでないものがあります。どちらの方が良いということはなく、それぞれの特徴があるのでご自分に合った方を選ばれると良いと思います。

ワックスタイプ

ワックスタイプはワックスでコーティングされているため滑りやすく、狭い歯と歯の間にも入り込みやすいというメリットがあります。スルッと入るため、ノンワックスタイプではフロスを歯間部に入れるときに引っかかってしまうような部分でも使用できます。また、フロスがちぎれにくいため慣れていない方でも扱いやすいというメリットもあります。

ノンワックスタイプ

ノンワックスタイプはワックスでコーティングされていないため、フロスの繊維が広がりやすく歯の隙間にフィットして汚れを落としやすいメリットがあります。ただし、滑りが悪くちぎれやすいのがデメリットと言えます。

プラークをより除去することを重視するならノンワックスタイプ
歯の隙間が狭い場合や扱いやすさを重視するならワックスタイプ

がお勧めです。

歯間ブラシ

歯間部の隙間が大きい場合には歯間ブラシを使用します。歯間ブラシにはストレートタイプL字方型があります。

L字型タイプは奥歯に使いやすく、ストレートタイプは前歯に使いやすいです。また、ストレートタイプも折り曲げて奥歯に使用することも可能です。

歯間ブラシのサイズは、歯や歯肉を傷めないために歯と歯肉の隙間よりも少し小さめの物を選ばれることをお勧めします。

使い方は、まずほっぺた側から歯と歯の間に優しく入れて数回往復運動します。この時に、少し角度を変えながら動かすと除去率が上がります。その後、反対側の歯の裏側からも同じように行います。

いかがだったでしょうか?デンタルフロスの使い方や種類、歯間ブラシとの違いをご存じなかった方も多いのではないでしょうか?歯ブラシだけではなくデンタルフロスや歯間ブラシを使用するのが習慣化すると、歯ブラシだけでは物足りなくなってくる感覚が芽生えてきます。

ですが正直、1日3回毎食後に歯磨き・デンタルフロス・歯間ブラシをするのは時間的にも難しいかもしれません。もちろん毎食後にするのが理想ではありますが、もし難しいようであれば、最低でも就寝前の1回はするようにして下さい。就寝中は起きている時よりも格段に唾液の分泌量が減るので、お口の中の細菌が一気に繁殖するためです。

今までデンタルフロスや歯間ブラシを使用したことがない方は、使い方や選び方を間違えてしまうとプラークを取り除けないばかりか、歯肉を傷つけてしまうのでぜひ一度、歯医者さんで使い方やコツなどを教えてもらうことをお勧めします。

五反田歯科ってどんな歯医者?

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でしたら、ここ!五反田歯科がおすすめですよ。

五反田歯科のプロフィール

名 称五反田歯科
所在地141-0031 東京都品川区西五反田 7-24-1-1F
電話番号03-5435-5648
設 立2019年9月1日
診療内容一般歯科・予防・審美・矯正・インプラント・ホワイトニング
スタッフ7名
駐車場1台
お支払い方法現金
※保険適用外の治療のみ以下のお支払い方法が利用可能です。 

院長はこんな人!

五反田歯科 院長田島 功貴(Koki Tajima)

臨床研修指導医

インビザライン認定医

  • 2006年 日本大学歯学部卒業
  • 2007年 日本大学歯学部附属歯科病院勤務
  • 2008年 医療法人社団五反田歯科勤務
  • 2019年 五反田歯科開業
院長

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