象牙質形成不全(エナメル質形成不全)とは？｜五反田歯科の歯科医が答えます

【この記事の執筆者】

五反田歯科　院長の田島です。
五反田歯科は2020年8月にリニューアルオープンした歯科医院です。不安なことや心配なこと、疑問に思うことを遠慮なくお話して頂けるような「通いやすい」歯医者さんであることを一番に考えています。

実は誰にでもある象牙質形成不全(エナメル質形成不全)

皆さんの歯をよく見てみて下さい。

表面に白や茶色い部分が見えることはありませんか？

実はこれ、むし歯ではありません。歯が生えてきた直後に見られる生来の変色なのです。

これは「エナメル質形成不全 」といって、歯の表面のエナメル質が生まれつきうまく作られず、変色したり欠けたりする状態です。乳歯と永久歯の両方に見られ、この部分では歯の質が弱くなっています。

軽度の場合は局所的な変色のみですが、重度の場合はエナメル質の表面にリング状のくぼみや不規則なクレーターができ、エナメル質のほとんどが形成されないこともあります。

前歯にできた場合は、そこから虫歯になることは考えにくく、主に見た目の問題です。奥歯にある場合は、虫歯になりやすく、進行も早いので、慎重かつ丁寧な検査と予防が大切です。

エナメル質形成不全は、胎児期、つまり母親の妊娠中に、何らかの全身的な障害（母親の栄養障害、疾患、内分泌障害、感染症、代謝障害、特定の薬剤の長期連続投与、ホルモン障害、ビタミン欠乏など）により、歯の形成・成長が一時的に阻害された場合に起こります。

エナメル質形成不全が全身的な原因によるものである場合、症状はしばしば複数の歯に現れます。また、多くの場合、症状は左右対称に現れます。

エナメル質形成不全は、6歳の大臼歯（第一大臼歯）と小臼歯（中切歯、側切歯）に多く見られます。様々な要因との関連が疑われていますが、いずれも確認されていません。

前述のように、奥歯である6歳臼歯はもろく、むし歯になりやすいのです。

6歳臼歯は、約80年間使用するとても大切な歯です。虫歯になると大変なことになります。臼歯が生えてきたら、すぐに歯科医院に行くことをお勧めします。

ただし、「エナメル質形成不全」という診断を受けたとしても、悲観する必要はありません。適切な予防措置をとっていれば大丈夫です。

毎日の正しいブラッシング（ホームケア）と、歯科医院での定期的な高濃度フッ素塗布（プロフェッショナルケア）で十分に予防できます。

すでに歯が欠けてしまった場合、虫歯でなくてもプラスチックでの治療が必要になることがあります。

虫歯になっていても、歯が崩れる前に小さな補強をして、できるだけ長持ちさせることが大切です。

歯科医院での定期的な検診やメンテナンスはとても大切。ぜひ五反田歯科までご相談下さい。

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名　称	五反田歯科
所在地	141-0031 東京都品川区西五反田 7－24－1－１F
電話番号	03-5435-5648
設　立	2019年9月1日
診療内容	一般歯科・予防・審美・矯正・インプラント・ホワイトニング
スタッフ	7名
駐車場	1台
お支払い方法	現金 ※保険適用外の治療のみ以下のお支払い方法が利用可能です。